境界性パーソナリティ障害を患う子のお母さんは共依存と過保護である可能性が高い




こんにちは、関根です。

境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害/BPD)において、親と子の問題は至る所で指摘されていることはご存知のことかと思いますが、今日はその理由と、共依存にまつわる危険な話をし、最後には共依存を解消していく方法をお話していこうと思います。

境界性パーソナリティ障害とは

まず、境界性パーソナリティ障害についてです。

境界性パーソナリティ障害、または境界性人格障害(BPD/ボーダー)とは、気分の波が激しく感情がとても不安定、物事の良し悪しを両極端に判断したり、強いイライラ感が抑えられないといった症状を持つ精神疾患です。

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境界性パーソナリティ障害の子供への思い

お子さんが境界性パーソナリティ障害になったしまった場合、自分自身を心のどこかで責めているお母さんもいらっしゃるかと思います。

はたまた、「自分は一生懸命育ててきたのに」「なんで病気になったのかわからない」「私のなにがいけなかったの?」と思っているお母さんも中にはいらっしゃいます。

まず、境界性パーソナリティ障害のお子さんを持つお母さんは「過保護」であることがとても多いです。

※虐待も「過保護」の気持ちがエスカレートした行為と言えますが、今回は虐待の話はしません。

自分の子供だからちゃんと育てたい!という強い気持ちが、もしかしたら「行き過ぎた心配」や「過度な不安」を引き寄せてしまうことがあります。

過保護に育てると子供はどうなるか

過保護というのは、「保護が過ぎる」と書きます。つまり、行き過ぎた保護ですね。

まず過保護に育ててしまった結果、子供に起こりうることは以下の通りです。

大人になってから自分の判断で物事を決められない
物事の良し悪しの分別が付きにくい
いつまでもお母さんを頼ってしまう
自分自身の進路に迷う
社会に出てから「生きにくさ」を感じる

過保護に育ててしまったために子供がこのような苦労をすることになってしまったらお母さんはどう感じるでしょうか。

なぜ子供がこうなってしまうのか

過保護が理由で、子供が上記のようになってしまう理由があります。

それは、過保護のお母さんの思考や感情は、「子供のことが心配だから」「まだ子供は経験不足だから」というものが多いのですが、これはお母さんのエゴである場合がほとんどです。

子供に自由意志を与えずにお母さんが子供に関することをすべて決めてしまうようでは、子供は自分のことを自分で決定できなくなってしまいます。

過保護が原因で境界性パーソナリティ障害に

過保護が原因で境界性パーソナリティ障害になってしまう場合もあります。

親が過保護に育てても、子供はそれを「愛」とは感じません。赤ん坊から2歳ぐらいまでであれば過保護でも通用するのですが、3歳頃からは子供は自由意志を持ち始めます。

ですから親からしたら「愛情のつもりで」接していても、それが子供にとって喜ばしいこととは捉えてもらえないこともあり、残念なことに「なんで私の親はいっつもこうなの?」と不満を感じていることもあるのです。

そして子供は自分がかまってほしいときにかまってもらえないと「愛情不足」を無意識に感じ、精神が乱れてきます。

これを「愛着障害」と呼んでいます。

この愛着障害と過保護が原因で、子供が境界性パーソナリティ障害になってしまうケースも実際に存在しているのです。

親と子供の共依存

そして共依存です。

親と子の共依存の場合には、根本の原因として「過保護」があります。

親からすると「この子は私がいなきゃダメだわ」と感じている面もありますし、子供からすると「自分のことは親が決めてくれる」と感じてしまう面もあります。

これだけならまだ良いのですが、親と子の共依存の場合に、親は「自分の不安を解消するために、子供を縛り付ける」という行動をしてしまいかねません。

例えば、高校生の我が子に対して「子供が変な人にさらわれないように、門限を17時にしよう」などです。17時に子供が帰ってきたら、夜遅くに子供が危険なことに遭うことはないので、親は安心します。

しかし子供はそうは思いません。

親に理由を聞いても「危ないから」とか「そういうルールだから」としか説明ができないようでは子供は納得しませんし、どんどん親に対する反発心が芽生えます。

このとき子供はどう感じると思いますか?

私は親から信用されていない

と思うんです。

ここから荒れ始めることも

これらが積み重なり、子供は正しい理由も自分の気持ちも親に分かってもらえぬまま過ごさなければいけなくなります。

子供がなにかちょっと約束を破ってしまったらまた縛り付け、どんどん活動の範囲を制限しようとします。

そしてこの苦しみや悲しみをなにかで解消したいと子供は思うのですが、「過保護」に育ててきたことが原因で、子供は発想力や想像力が乏しくなっています。

すると「どのようにしてこの苦しみを解消したら良いかわからない」という気持ちになり、その思いがどんどん溜まっていってしまい、いつしかそれが爆発します。

その爆発が、「家出」「自傷行為」「自殺未遂」「暴れる」などの行為なのです。

ですが親はこれらの行為の原因を理解できませんし、自分の教育や行動が間違っていたことに気付こうとしません。

これが境界性パーソナリティ障害の子供が感じている親への最低限の気持ちなのです。

共依存の解消法・対処法

親は子供のことを信じてあげるように努めなければいけません。

「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがありますが、人は経験をしなければ学びを得ることはできません。

怪我をすれば痛みがわかり、道に迷えば地図を見るという工夫を覚えたり、人生はトライアンドエラーで進んでいくものです。

子供の年齢にもよりますが、子供がやりたいことを頭ごなしに否定するのではなく、一緒に考え、一緒に問題と向き合い、ときには自分ひとりでチャレンジしてみるように促すことも必要です。

そしてなにか大きな問題がおきてしまえば、子供と一緒に問題を解決するように努め、共に学びを得ることが大切です。

一番良くないパターンは、『私はあなたより長く生きているから経験豊富なの。だから言うことを聞きなさい』と子供に伝えたり、心の中で考えてしまうことです。

親も人間ですから間違うこともあれば、知らないことも山ほどあるはずです。

大きな器を持って子供に接すること、これが子供に伝われば「共依存」からは徐々に解消されます。

そして、もし子供が高校生を過ぎているのであれば、そろそろ子離れする意識も必要です。

たくさん恋愛をしていろんな人を知ったり、嘘を知ったりすることは大人になってからとても役立ちますし、新しいことにチャレンジする気持ちは向上心や想像力を掻き立てます。

子供は親の一部ではなく、それぞれが独立した人間です。

もしお子様が境界性パーソナリティ障害で苦しんでいるのであれば、ここを強く意識していただけたらと本気で思っています。

お知らせ

僕の彼女は境界性パーソナリティ障害を患っていました。彼女と出会ってから克服までの流れは大まかに下記の記事でお話しています。

境界性パーソナリティ障害の特徴と2年でほぼ治った彼女の話

2018.04.11

そして、決してお医者さんは推奨しないであろう方法・戦略で僕が境界性パーソナリティ障害だった彼女に行なったことなどを詳しく書き綴ったコンテンツを公開しました。

タイトルは、『境界性パーソナリティ障害の彼女と本気で向き合った2年間』です。

多くの方に真似をされてしまってはいけませんので、ブログでは書くことのできないことがこのコンテンツには書かれています。

「病気を治す参考」にはならないと思いますが、彼女の心の叫びを感じ取った鑑定方法や彼女が大暴れしてしまったときの対処法なども含め、できるだけ時系列に沿って書いています。

有料コンテンツではありますが、病気で苦しむ方や親御さん、境界性パーソナリティ障害のパートナーを持つ方にぜひ読んでいただけたらと思っています。

またご購入者様限定で18,000円相当の特典をお付けしております。

 

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