境界性パーソナリティ障害の彼氏・彼女との恋愛は共依存になりやすい




こんにちは、関根です。

境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害/BPD)の人の彼氏や彼女は、様々な苦悩を持っていることと思います。

彼氏(彼女)のことが心配なのはもちろんそうなのですが、その心配が依存になってしまっていることもあり、お互いが幸福感を味わえる恋愛とは少しかけ離れてしまっているかもしれません。

今日はこれらの原因となる「共依存」についてのお話と、共依存の対処法についてお話していきます。

境界性パーソナリティ障害とは

まず、境界性パーソナリティ障害についてです。

境界性パーソナリティ障害、または境界性人格障害(BPD/ボーダー)とは、気分の波が激しく感情がとても不安定、物事の良し悪しを両極端に判断したり、強いイライラ感が抑えられないといった症状を持つ精神疾患です。

共依存とは

共依存というのは、お互いがお互いに依存をしている様子のことをいいます。

例えば、「彼氏がいないと生きていけない」「彼女は俺がいないと生きていけないかもしれない」というような思考や感情が「共依存」に当てはまります。

境界性パーソナリティ障害における共依存

ここでは「彼氏が境界性パーソナリティ障害」である場合を例にしていきます。

彼氏(境界性パーソナリティ障害)の思考や感情

以下、境界性パーソナリティ障害の彼氏の思考や感情の例をいくつか挙げてみます。

彼女に見捨てられてしまうかも、という不安が常にある

いつ見捨てられるのか、どうせいつかは自分は見捨てられる、どうしたら見捨てないでいてくれるのかなど、これらのことを常に考えています。

この不安を少しでも安心させようとしたり、本当の気持ちを確かめるために、彼女に対して「試す」行動をする場合もあります。

「試す」とは、自傷行為をしたり、大暴れをしたりすることです。また、他の異性と仲良くしている様子を見せつけてくる場合もあります。

自分のことを必要としてほしい

これは境界性パーソナリティ障害の人に限らず、人間の「承認欲求」といえる部分ではありますが、境界性パーソナリティ障害の人の場合は顕著に現れます。

自分のことを彼女に必要と思ってもらいたいからこそ、ここでも自傷行為や暴れるなどの行為をして「必要としているか」を確認しようとする場合もあります。

彼女の思考や感情

以下、境界性パーソナリティ障害の彼氏を持つ彼女の思考や感情の例をいくつか挙げてみます。

いつ自傷行為をするか不安

彼氏がいつリストカットをしてしまうのか、OD(オーバードース/薬物過剰摂取)をしてしまうか、感情的になって暴れだしてしまうかなどを不安に感じています。

彼氏の気分や気持ちを損なわせないように、とても気を使って接している場合もあります。

頼られるとつい応えてしまう

「もうイヤだ」と思って彼氏から少し離れてみようと思っても、自分が原因でリストカットなどの自傷行為をされてしまうのを避けようとしてしまい、結果的に離れる決心がなかなかつきません。

そして、甘えられたり、頼られたりするとき少し嬉しい気持ちになってしまって、それに応えてしまう気持ちもあります。

自分は愛されているのか分からなくなる

愛されているのか、それとも自分がただ使われているだけなのかわからなくなることもあります。

「愛している」という言葉を言ってもらっても、それが本心からの言葉としては受け取りにくく、自分(私)を繋ぎ止めておくための口実に感じてしまうこともあるかもしれません。

共依存が危険な理由

共依存は病気の有無に関わらず危険な思考と感情です。

細かく言いますと、共依存そのものに危険なことがあるわけではなく、共依存によって起こりうることに危険なことが潜んでいます。

常に一緒にいないと心が落ち着かない

共依存によって、相手と常に一緒にいないと心が落ち着かなくなってしまいます。

LINEの返信が遅いと不安になったり、怒ったり、電話にでれないだけで不安になったり、怒ったり。「常に一緒にいる」「常に繋がっている」という行為によって心を安定させようとしてしまいます。

別れたら生きていけないと感じる

共依存によって、「別れたら生きていけない」とお互いが感じてしまいます。

仮に片方が思っていたとしても、その気持ちに応えてしまうのも共依存の特徴なのです。

彼氏:『お前がいないと俺生きていけない。死ぬ』

あなた:『そんなこと言わないで。絶対離れないから大丈夫』

このような感じですね。

ここで『そんなこと言わないで。あなたは私がいなくても大丈夫』と言ったら、彼氏はきっと自殺をほのめかす行動をしたり、自傷行為をしてしまいますので、「絶対離れない」などの言葉を言わざるをえないことにもなりかねません。

共依存の対処法

境界性パーソナリティ障害などの病気がない場合の、通常の恋愛共依存であれば対処法があります。

例えば、お互いがそれぞれ好きなことや夢中になれるものを探し、「自立・自律」を目指していきます。共存は「自立・自律」の思考を根本から取り入れていくことで改善していくことが可能です。

しかし境界性パーソナリティ障害の彼氏(彼女)を持つ場合、なかなかこの「自律・自立」を促すことができません。

なぜなら、境界性パーソナリティ障害の特徴にもある通り、「見捨てられるかもしれない」という不安が常にあるからです。

ですからこの場合は「問題を解決する」という考えではなく、「問題と仲良くしていく」という考えを持つことが大切です。

「問題と仲良くする」というのは、共依存であるからこそのメリット、境界性パーソナリティ障害の相手が自分に依存をしているからこそのメリットを逆に「使う」のです。

まずは「依存の解き方」を徹底的に知ることが必要です。

「依存させる方法」と「依存を解く方法」をセットにすることで、相手を自由自在にコントロールできるようになります(この手法は悪用される場合もあるので、ブログでは書けません・・・)。

その他、「自分も依存をしてしまっている」「自分は依存しないように心がけよう」と意識することもとても大切です。

そして境界性パーソナリティ障害の彼氏(彼女)がなにか夢中になれることを一緒に探してあげるような気持ちで、様々な質問、好きなこと、ついつい夢中になれるものを見つけてあげてください。

通常であればそれらを「別々に」行なうことで「共依存」から解消していくものですが、境界性パーソナリティ障害の彼氏(彼女)を持つ人の場合はその前にいくつものステップをこなさなければいけません。

お付き合いしている以上、やるしかないんです。

別れるか別れないで悩んだら

相手のことも大切なのはわかりますが、自分の気持ちも大切にしていかないと自分自身が病気になってしまうかもしれません。

共依存が理由で別れたくても別れられない人もいるかもしれません。

一度にたくさんのことを考えてしまうと頭がこんがらがってしまいますので、まずは「相手のことが本当に好きか」「境界性パーソナリティ障害の彼氏(彼女)を本当に支えていけるのか」、この2つを本気で考えてみてください。

そして「好きだし、自分が絶対に支える!」と決心したのなら、迷わずあなたがいろんなことを学び続けてください。

決心できないのなら、早いうちに境界性パーソナリティ障害の彼氏(彼女)から離れてあげてください。どんな言い方をしても、どんなタイミングで言っても、結果的には取り乱したり、自傷行為をするはずです。

しかし、それを恐れていてはあなたも成長できませんし、あなたが悪いわけではないのでそこで迷わないように一気に決断しましょう。

境界性パーソナリティ障害の専門医の治療を受けてもなかなか改善されない理由。

2018.10.20

お知らせ

僕の彼女は境界性パーソナリティ障害を患っていました。彼女と出会ってから克服までの流れは大まかに下記の記事でお話しています。

境界性パーソナリティ障害の特徴と2年でほぼ治った彼女の話

2018.04.11

そして、決してお医者さんは推奨しないであろう方法・戦略で僕が境界性パーソナリティ障害だった彼女に行なったことなどを詳しく書き綴ったコンテンツを公開しました。

タイトルは、『境界性パーソナリティ障害の彼女と本気で向き合った2年間』です。

多くの方に真似をされてしまってはいけませんので、ブログでは書くことのできないことがこのコンテンツには書かれています。

「病気を治す参考」にはならないと思いますが、彼女の心の叫びを感じ取った鑑定方法や彼女が大暴れしてしまったときの対処法なども含め、できるだけ時系列に沿って書いています。

有料コンテンツではありますが、病気で苦しむ方や親御さん、境界性パーソナリティ障害のパートナーを持つ方にぜひ読んでいただけたらと思っています。

またご購入者様限定で18,000円相当の特典をお付けしております。

 

その他、境界性パーソナリティ障害の記事一覧は「こちら」からご覧いただけます。