こんにちは、関根です。
独立している友人やクライアントからよく聞かれる質問があるので、今日はこれを記事にしてみようと思います。
嫌なお客さんからの仕事の依頼は引き受けるべきか、それとも断るべきか。
会社勤めのときは、たまたま嫌なお客が自分の担当ではなかったり、最悪の場合は上司に対応をお願いしたりと回避する方法はいろいろありますよね。
ですが、起業して一人で仕事をしているとなるとそうもいきませんよね。
しつこいお客さん、値段以上のことを望んでくるお客さん、威圧感のあるお客さん、その他にも「イヤだなぁ」と思うようなお客さんはたくさんいると思います。
こういうときこそ考えなくてはいけないことがあると思うんです。
それは、自分はなんのために独立(起業)したのかということ。
独立するに至るまでにいろいろあったと思うんですけど、それでも最低限の目的はあったと思うんですよね。
満員電車に乗りたくないとか、時間に縛られないで仕事がしたいとか。
それを今一度思い出してみるとこの問題の答えのヒントが隠れているかもしれません。
相手のためか、自分のためか。
ちなみに僕は、クライアントからの依頼を断ることは全然あります。日常茶飯事とまではいきませんが、そんなに珍しいことでもありません。
僕がクライアントからの依頼を引き受けるか、それとも断るかを考えるポイントはただ1つです。
それが「クライアントの今後のためになるのか」、それとも「僕自身の儲けのためなのか」です。
今日とある仕事の依頼が入りましたが、僕はその依頼をお断りしました。僕は儲かりますが、でもどうしてもその人の為にならない気がして、そのお金を受け取ることは僕にはできません。「生きたお金の使い方」、これ大切です。自分にとって本当に意味のあること、価値のあるものにお金を使いましょう!
— Kohei Sekine (@cekineco) February 20, 2018
ちなみにTwitterではこんなことをつぶやいたことがあります。
僕の考え方はすごくシンプルで、その依頼がクライアントの今後のためになるのであればOK、自分(関根自身)の儲けにしかならない(=クライアントのためにならない)のであればNGなのです。
僕がカウンセリングを始めたときに、「これだけは守ろう」と心に決めたことなのです。
カウンセリングのお話はこの記事で少し話していますので、もしよければ。
お金はお金なのですが、お金はエネルギーですから「良いエネルギー」と「悪いエネルギー」があると思っています。
「悪銭身につかず」
つまり自分の利益のためだけに、クライアントのためにならない仕事を引き受けるのは僕の中では悪銭と判断しています。
これはあくまでも僕の考えなので、それぞれの意見・価値観があるのは承知の上です。
昔からのプライド
昔芸能・音楽関係の仕事をしていたときに、マネージャーから『◯◯万円以内でできるクオリティで楽曲を作って欲しいという依頼がありましたが、どうしますか?』
それを聞いた瞬間、僕は、『「0円だからこのクオリティ」「1万円だからこのクオリティ」「10万円だからこのクオリティ」と、金額でクオリティをわけたことなんてないし、そういう言い方を平気でしてくる人は大嫌いだから、悪いけどお断りしておいて』とマネージャーにお願いしました。
例えば、「売り出したいアーティストが居るんだけど、どうしても今◯◯万円しか予算がないんです。でもオリジナルの楽曲を持たせてあげたくて、なんとかお願いできませんか?」というお話であれば、じっくり考えて、「よっしゃ!」となれば極論無料でも作るということなんです。
音楽業界ってとくにこういう人が多いんですよ。
アイドル業界だったら、女の子たちには内緒の裏設定があったり、本当に自社のアイドルを売り出したいのかただお金儲けがしたいだけなのかわからないような人がうじゃうじゃいます。
こういう世界と知っていたこともあり、例え10万円でも50万円でも、付き合いたくないクライアントとは付き合いませんし、作った楽曲が誰かをダシにしてお金儲けをするための道具になったらたまったもんじゃありませんからね(笑)
いらないプライドと思われるかもしれませんが、起業してまでも嫌な人と付き合いたくないですし、なによりお互いに気持ち良い関係じゃないと楽しくないんですよね。
自分の価値が顧客に反映される
僕は、「自分の価値=顧客の質」という見方もあると思っています。
つまり、自分に価値がないと、一生ペコペコして仕事をもらい続けなきゃいけないんです。
それが嫌なお客であっても、嫌な取引先であったとしても。
ですが、自分の価値をどんどん高めていけば、嫌なクライアントを断り、良質のクライアントを増やしていくことができます。
当然金額面においても同じことが言えますよね。
良質なクライアントは払った金額に対して文句を絶対に言いませんし、むしろ誰かを紹介してくださったり、最後には長々と感謝の言葉を連ねてくれます。
もちろん、価格以上の価値をクライアントに渡せることが条件ですが。
引き受けるのは簡単、断るのは勇気
最終的に「依頼を受けるか断るか」はあなた自身が決めなければいけませんよね。
僕はいつも「引き受けるのは簡単、断るのは勇気」「お客の言いなりになるのは簡単、助言をするのは勇気」という言葉を心がけているんです。
誰でも「嫌われたくない」という深層心理はあると思いますが、「嫌われたくない=誰からも好かれない」ということです。
言い換えると「好かれる=嫌われる」なんです。
好かれたいなら、「イヤならイヤ!」「無理なら無理!」と言うべきだと思うんです。
起業したのなら、あなたが舵取りです。
商品(サービス)の質を高めていく
ここに尽きます。
本当にここに尽きると思うんですよね。
見栄えだけ良くして中身がスカスカ・・・
中途半端なアフィリエイターやインフルエンサーや経営コンサルタントでよくいると思いませんか?


見栄えを良くしたり、お金稼いでますアピールをすることを「ブランディング」と言ったりしますが、こういうブランディングは本当に意味があるのかを考えなければいけませんよね。
後にも先にも、商品(サービス)の価値をとことん追求し、質を高めていかなければ「安定した収益」と「良質な顧客」を得ていくことはできません。
例えば僕のサービスであれば、本当に意味のある情報、戦略、マインドを発信するのは当然であり、毎記事毎記事そのクオリティを高めていくために、マーケティング、ライティングを日々勉強し、情報収集だってしていかなければ頭打ちです。
そしてプロデュース関連であれば、より効果的にスピーディーに「人を変える」という部分にこだわっていかなければいけません。
毎日が学びであり、一生努力なんです。
この記事をここまで読んでくださった人は、ぜひ今一度自分の商品(サービス)を見直してみて、どのような価値があるか、どうすればその価値を高められるかを考えてみてください。
自分の商品(サービス)を誰よりも愛さなければ、安定してそれが売れ続けることはありません。
起業してから間もない人、売上に伸び悩んでいる人はぜひ参考にしていただけたらと思います。